■ 活動レポート2010年後半


■ 学園都市財団の評議会 2010.12.24

  八王子市学園都市文化ふれあい財団の22年度第2回評議会が12月24日、文化芸術会館(いちょうホール)で開催され、各種報告事項を受け、これに対して 質問を行いました。今回の報告事項は、大きなものは①23年度以降の指定管理②公益財団法人への移行③基本財産の運用④施設利用状況(22年4~11 月)--です。

 同財団の指定管理問題については、22年第4回定例会にも議案としてかけられ、会派を代表して質問を行ったテーマです。昨年初 頭、新市民会館の指定管理者を公募したところ、審査の結果、現市民会館の指定管理者となっている財団ではなく、共立/NTTファシリティーズに決まりまし た。

 同財団が特命で指定管理者になっているいちょうホール、南大沢文化会館、学園都市センター、夢美術館などの施設も23年度から公募選定に切 り替わる見通しでしたが、施設の性格から引き続き5年間の特命選定となりました。それについて、評議会で理事長からは「公募方式で競争するのと同じよう に、相当な財源(予算)の削減を行った」(趣旨)という説明がありました。

 評議員の一人として、私からは、今回の特命選定の受入れに際し、これ から経費節減に取り組むことは大事だが、それで良しというのではなく、財団のスキルや力量を高める努力が必要であり、次回5年後の新市民会館の指定管理者 選定では再び取れるように意欲を持って取り組んでもらいたいと訴えました。

 このほか、今後5年以内の移行を義務付けた公益法人制度改革への対応について、同財団としては24年4月に公益財団法人への移行を目指す考えが示されました。

■ 絹ヶ丘町会館の落成式 2010.12.12

 絹ヶ丘町会館が新築され、その落成式が12月12日、市長や近隣町会長など多くの来賓の参加する中、盛大に開催されました。田中町会長を初め、町会の皆さんのお顔が本当に晴れやかで、輝いていました。僭越ながら私も、お祝いの挨拶をさせていただきました。

  昭和45年に発足した同町会は、町会館の老朽化に伴って建て替えを計画し、なんと世帯当たり100円の積立を10年、バザー収入の積立を9年、それぞれ 行って、築34年が経過した町会館を新築させました(市の補助金も交付されています)。建て替えを機に、町会の法人登記まで達成しました。

 毎年 夏祭りにお邪魔するたび、絹ヶ丘町会のコミュニティのパワー、和気藹々の雰囲気の強さを感じてきましたが、会館建設にかける半端ない取り組みを知って、な にか分かったような気がしました。以前、ある役員の方から、町会館の建て替えに対する相談を受け、様々情報提供をさせていただいたことがありましたが、町 会活動に対する思いの強さを感じたものです。新しいコミュニティ拠点が、コミュニティ力を一層強くしていくことでしょう。

■ 留学生日本語弁論大会 2010.11.28

  八王子市学園都市推進会議主催による「八王子地域23大学等留学生日本語弁論大会」が11月28日午後、東急スクウェア12階の学園都市センター・イベン トホールで開催されました。今回の出場者は12人で、テーマは「私の八王子での留学生活」。審査の結果、韓国から創価大学に留学している女子学生キム・グ ンニャンさんが優勝に輝きました。
 この留学生日本語弁論大会は、大学コンソーシアム八王子の外国人留学生支援事業の一環として開催されたもの。 八王子西ロータリー主催時代などを含め、通算9回目の弁論大会となります。優勝したキムさんのスピーチは、留学生として辛い時に励ましてくれためじろ台の 方の話しで、会場のあちこちで感動した方の鼻をすする音が聞こえていました。準優勝は杏林大学のオウ・イナさん、3位は中央大学のオウ・リンさんが受賞し ました。
 今回の登壇者12人とも弁論の内容は素晴らしかったです。八王子と母国の架け橋になりたい、というスピーチが多かったのですが、最近の日本を巡る国際情勢を考えた時、第2の故郷として八王子を思ってくれる留学生が多いことは市にとって大きな財産です。
  市長は挨拶の中で、八王子の外国人登録は94カ国・約9,200人で、外国人留学生は3,100人にも及ぶことを紹介しながら、国際学園都市として、「外 国人の皆さんの意見を積極的に取り入れていくことが大事だと感じている」と話していました。その通りです。もっと国際化施策、多文化共生施策を充実してい く必要性もあり、しっかり議会でも提案していこうと思いました。

■ 八王子駅南口まちびらき式典 2010.11.25

  11月25日、JR八王子駅南口市街地再開発地域の街びらきが盛大に行われました。午前中に新市民会館内で施設建築物竣工式、とちのきデッキ上で公共施設 竣工式、京王プラザ八王子で竣工記念式典と連続して開催されました。30年間にわたって野原の様な状況にあった、八王子の南の玄関口は、大きな変貌を遂げ ました。会派として団結し、ぶれずに取り組んできたことを、誇らしく思いました。

 

 

 

 

 

  とちのきデッキ上で行われた、八王子高校吹奏楽部の素晴らしいパフォーマンスです。数々の賞を受賞した同校吹奏楽部が街びらきを寿いでくれました。この デッキのウッドデッキ部分は、一般質問で提案して実現した、路上ライブなどにも対応できる賑わいづくりの仕掛けです。アンプを繋げる電源のコンセントも配 置されています。

 

 

 

 

 

 

街びらきイベントに出演してくれた、八王子市のゆるキャラ“はちおうじくん”とのツーショット。着ぐるみを着てくれているのは、高校の生徒さんのようでした。

南口総合事務所の前で。平日は20時まで、土日も開庁し17時まで業務を行います。

 

 

 

 

 

 

 

写真1枚目 南口総合事務所の前で。平日は20時まで、土日も開庁し17時まで業務を行います。

 

写真2枚目 来年4月のこけら落としを待つ、新市民会館のホール部分です。シックな色合いです。

 

写真3枚目 くす玉をバックに、市議会公明党の会派議員で市長を囲み記念写真を撮りました。

■ 遊説カーから街宣 2010.11.23

 総支部遊説カーを出し、高山市議、途中から美濃部弥生・市議選予定候補と市内3カ所で街頭演説を行いました。南大沢駅、堀之内駅前の会場には多くの支持者が待っていて下さり、声援を送って下さいました。

■ 八王子駅周辺滞留者対策訓練 2010.11.23

  総合防災訓練を兼ねて11月23日午前、八王子駅北口、第4小学校などを会場に八王子駅周辺滞留者対策訓練が行われました。総合防災訓練は年に1度開催さ れていますが、私にとってJR八王子駅北口で行う大規模訓練はこれが初めてです。災害発生時の帰宅困難者の想定で約1,000人の大学生が出動し、保健所 や駅地下通路での救急患者の役を務めていました。

 この日の訓練は、多摩地域を震源とするマグニチュード7.3規模の大地震が起き、鉄道など交通 機関が停止、約8万5,000人の滞留者(うち帰宅困難者1万7,000人)が発生した状況を想定したものです。東急スクウェアビル前の自動車事故とけが 人救出、東急最上階からの救急隊のロープ降下など多くの市民が足を止めて上を見ていました。

■ 南大沢5の趣味の作品展 2010.11.21

  11月21日、南大沢5丁目のベルコリーヌにお住まいの皆さんによる“第6回趣味の作品展”にお邪魔しました。通算6回目と言っても、ベルコリーヌの改築 があったため、なんと8年ぶりの開催だそうです。前回は議員になる前の予定候補の立場で拝見させていただいています。今回も絵画や切り絵、彫刻や焼き物、 編み物の等々、展示内容は素晴らしかったです。芸術の秋、見応えありました。

■ “りくばし”開通式 2010.11.20

  雲一つ無い先天の下、中央線陸橋、通称“りくばし”の開通記念式典が11月20日朝、開催されました。およそ4年の工期を経て、ちょうどJR八王子駅南口 再開発地域の街開きに符合するかのタイミング、しかも相互通行で架け替えられました。温かい陽気の中、多くの住民が祝福で駆けつけました。

 “りくばし”の旧橋は昭和2年に架けられて以来、80年間にわたって地域の南北交通を支えてきましたが、老朽化進展で今回の架け替え計画が具体化したものです。架け替えを機に、従来は南側から北側への一方

通行橋であったものを幅員を車道7m、東西両歩道各2mを確保、それぞれ3m、0.5mと拡幅し、相互通行を実現させました。

  何しろ、工事時間帯は終電から始発までの限られた時間であり、さらに2年前の原材料の高騰で一時的に材料調達が立ちゆかなくなったり、橋を吊り上げる 750㌧クレーンの工事予定がずれて次の予約を取れなかったりと様々な障害があったそうです。それでも、国内でも数例しかない「鋼単純下路式鋼床版フィレ ンデール橋」という構造を採用、

白く美しい橋がお目見えしました。

  JR東日本八王子支社の1階大会議場で開催された記念式典では、「中央線陸橋」「りくばし」と銘板の文字を素晴らしい達筆で書いた子どもさん2人が表彰を 受けました。実際に橋のたもとに刻まれたお二人の書の銘板を拝見し、未来性のある試みを本当に嬉しく思いました。JR中央線で阻まれた南北の交通を可能に する新“りくばし”・・・人々に長く親しまれ、そしてこれから無事故であり続けることを祈りつつ、会場を後にしました。

■ フロントガラス、今期初の凍結 2010.11.19

  朝の駅立ちに向かい、車に乗ったところ、フロントガラスが薄く凍っていました。今シーズン初の凍結です。ぼやけた写真で恐縮ですが、その模様を運転席から 撮りました。2分ほどで解凍しましたが、冬本番はガッチリと凍結し、こんな短時間では済みません。出発時間をあと10分早めないと今までの時間には立てな い、と南大沢駅に車を走らせながら思いました。

■ 広域停電で地域をパトロール 2010.11.18

 11月18日15時近くに発生した広域停電--私の場合、昼食をとりに一時帰宅していたところでの停電でした。

  2年前の8月末豪雨で停電した際、マンションのエレベータが運転中止になり閉じこめられた人がいたことを思い出し、万一の事があってはと外に飛び出し、近 隣の人と話しながらエレベータ内のチェックなどに走りました。近くの交差点では信号機もストップし、東電の災害ダイヤルもつながらず、事態が飲み込めない まま、しばらくは右往左往です。こうした時に本当に助かる(つながる)のは、市役所防災課の直通番号(042-620-7207)であることがよく分かり ました。

 ほどなく電力は回復しましたが、信号機停止で交通事故など起きていないか、電気のきていない地域はないか、約2時間ほど車を走らせまし た。大事が無くて良かったです。しかし、停電の恐ろしさを痛感しました。2年前のように夜間の停電でなかったのが恐怖感を和らげた感もありますが、停電が いかに生活を麻痺させるか改めて感じ、これはしっかりとした対策、防災訓練が必要と思いました。

(写真:電力復旧後の地域パトロールで出会った綺麗な夕景、車の中から)

 

■ 都市環境委員会が開かれる 2010.11.18

 本会議休会中の都市環境委員会が11月18日午前10時より開かれました。今回は審議する議案はなく、報告事項のみでしたが、その中で10月からの資源ごみ拡大の実績が報告されました。

 プラスティック製容器包装の資源拡大に伴う、22年10月のごみ収集量は次のような重量、対前年同月比増減と報告されました。

●可燃ごみ=6,345㌧(ほぼ横ばい)

●不燃ごみ=605㌧(63.4%減)

●合計=6,950㌧(13.1%減)

  不燃ごみの6割がプラスティックと言われていたとおり、その分そのまま資源に回った格好です。担当課長も「目論見通りの減量が実現できた」と誇らしげに説 明していました。資源化量の実績も報告され、様々な減量品目がありましたが、資源化が対前年同月比で351%増を記録したプラスティックがダントツ。次に 古着・古布262%増というようにランキングが示されました。

(写真:9月29日に竣工した戸吹プラスチック資源化センターのピット部分)

■ 多摩NT環境組合議会で21年度決算審査 2010.11.16

 多摩ニュータウン環境組合議会の22年第2回定例会が11月16日午後開催され、21年度決算審査などの議題を審議しました。議員から質問が出たのは決算認定の議案だけで、その他の3議案ともに、全員賛成で成立しました。

  今議会で、私は21年度決算審査で2点の質問をしました。今回の決算審査に合わせ、22年度決算から本格導入が予定されている財務諸表による財政分析が 「参考資料」という形で当日配布されました。以前から早期導入を求めてきたものですが、予定を早めて作成・公表してくれたもので、まさしくバランスシー ト、行政コスト計算書など4表が掲載されています。

 参考資料という位置づけでもせっかく出してもらった財務諸表なので、21年度末の資産老朽化 比率48%という数字を引き合いに出し、長期修繕計画に関わる資金需要に関連し、施設整備基金の必要積増額がより性格に算定できるようになるのかどうか、 また損害賠償金管理基金の将来的な処分方針について事務局の見解をたずねました。

 私の最大の関心事は、施設の安全運転は勿論ですが、構成3市 (八王子・多摩・町田)の分担金合計15億円の減額をどう図るかです。財務諸表を活用した決算審査は来年度から本格化しますが(22年度決算審査から)、 今回一連の質疑を通じ、他の環境組合との横並び比較も可能になるわけで、財務状況、施設状況の正確な評価、透明性が相当高まり、分担金軽減の一助となるこ とに強い期待感を持ちました。

     (写真左:組合議会議場の自分の議席にて)

■ 会派の23年度予算要望書を提出 2010.11.15

 八王子市議会公明党の議員9人は11月15日夕、黒須市長に対し、平成23年度予算要望書を提出しました。今回の予算要 望書では、HIB・肺炎球菌・子宮頸がんの各ワクチンの公費助成制度創設など重点項目10項目を定めており、これについて幹事長から説明を加えながら、市 長に早期実現を求めました。私からも学校耐震化に対する積極果敢な取り組みを訴えました。合計244項目にも及ぶ今回の予算要望書ですが、市民の皆様から いただいた貴重なご意見を元に策定したものです。ちょうど財務当局で予算案の編成中であり、来春示される予算案にどう反映されるのか、今から楽しみにして います。

  (写真の下側に重点要望10項目、要望書前文<村松筆>を掲載しました)

 

 <<重点予算要望事項>>

1.子宮頸がん、HIB、肺炎球菌のワクチン接種に対する公的助成制度を創設すること。

2.都立八王子小児病院移転後の小児医療体制の充実を図り、NICUの新設を進めること。

3.がん検診の無料クーポン発行を継続し、男性特有のがんも含めて対象がんを拡大するとともに、休日検診実施を図ること。また、市としてのがん対策基本計画を策定し、がんの早期発見・早期治療率を向上させること。

4.資格要件の緩和やレスパイトの制度化などにより保育ママを拡充するなど、保育所待機児の早期解消を図ること。

5.高齢者のグループホームを増設し、特別養護老人ホーム待機者の解消に努めること。

6.小中学校の図書室、特別支援教室および全普通教室に空調設備を設置すること。

7.小中学校の校舎・体育館の耐震補強、老朽校舎の改築を早期に完了すること。

8.八王子駅南口総合事務所の運営に際し、幅広い生活支援対策に対応できる「暮らしの総合相談窓口」を整備すること。

9.八王子駅北口前の再整備に当たっては、一般車両の乗り入れなど、交通改善・改良に配慮すること。

10.「はちバス」の増便と路線の拡大を図ること。

 <<要望書前文>>

 昨年の政権交代から10カ月が経ち、本年7月11日に執行された第22回参議院選挙では、 民主党政権の相次ぐ「マニフェスト違反」「政治とカネ」の疑惑隠し、「普天間」問題の迷走、そして菅首相の唐突な「消費税10%」発言と、迷走に迷走を重 ねた民主党政権に、国民の鉄槌が下ろされたと言えましょう。民主党は44議席にとどまり、国民新党などとの連立与党で過半数を維持できる56議席に届か ず、その結果、衆参両院で多数派が異なる、いわゆる「ねじれ」状態を再び形成することになりました。

 振り返れば、政権交代以来、子育て応援特別 手当の支給中止、がん検診クーポンの国補助金の大幅減額、学校耐震化に関する国予算の大幅縮減、果ては陳情窓口を民主党幹事長室に一本化するなど、到底 “地域主権”をマニフェストに掲げた政党とは思えない押しつけ的な、なんら説明も協議もない政策決定および手法に、地方自治体は翻弄され続けてきました。

  外交、領土問題も深刻化していますが、地域にとって現在、甚大な影響を及ぼしているのは経済・雇用問題です。円高は1㌦=80円台の戦後最高を伺う水準に なり、株安も顕著、大卒者の就職内定率は11月中旬においても6割を下回ったままです。それにもかかわらず、10月1日開幕の臨時国会に補正予算を提出し たのは10月29日、かつ内容も不十分なものでした。責任感も危機感もない民主党政権の有り様を指摘せざるを得ません。

 ただ、政権の機能不全に 対し、地方自治体は傍観者であってはなりません。自治体はある意味、真の地方分権に向け、重要な局面に立たされているのかもしれません。国民生活を守るべ き政府がその役割を果たさないのなら、自治体が毅然として立ち上がり、市民の生命と生活を守らなければなりません。その意味で、行政・議会の力量が試され る時期を迎えていることを痛感します。

 八王子市の平成23年度予算は、黒須市長が編成する最後の当初予算となります。行財政改革の面で他自治体 を牽引するなど、様々な改革を成し遂げてきた市長の努力と英断、見識に評価を惜しみませんが、社会や時代の変化に応じ、健康・福祉・医療をはじめ、教育や 市民を守るための新規施策、既存施策の拡充に向けた歩みもとどめてはなりません。

 八王子市議会公明党は、「現場第一主義」に徹する議員活動の 中、市民の皆様から寄せられた貴重な意見をベースに協議を重ね、新年度予算編成に対し、次のような「平成23年度予算要望書」を策定しました。昨年と同 様、特に緊急かつ重要性の高い施策を10項目抽出し、「重点要望事項」として記載しております。最後の予算編成に臨む市長の英断、各部局の積極的な対応を 強く要望するものです。

 

■ 特養ホームのボランティア活動 2010.11.14

  公明党八王子第10支部のボランティア・グループ、いるかグループとして11月14日(日曜)午前、下柚木の特別養護老人ホーム“多摩シルバーハウス”の ボランティア活動を行いました。2カ月に1度、第2日曜日に定例化して実施しているもので、今回は総勢16人が出動しました。主な作業は車いすの洗浄、廊 下の手すり拭き。施設の職員さんの指示に従い、作業の手を休めずに、あちこち談笑の輪も広がるボランティアでした。

(写真:オレンジ色のポロシャツ、Gパン姿が私です)

■ 第23回由木中央市民センターまつり 2010.11.7

  11月6、7の両日、第23回由木中央市民センターまつりが開催され、私も7日の日曜日にお邪魔しました。いつものことながら、地域の皆さんによる絵画や 書などの作品展示は、内容を少しづつ変えているようでしたが、素晴らしい内容でした。また、体育館で行っている「ふれあい家族・敬老演芸大会」も大変な賑 わいでした。会場で多くの方からお声をかけていただきましたが、市民センターまつりを運営する役員や出演者の皆さんのご苦労に、ただただ頭が下がる思いで した。

(写真:場内を沸かせた由木中学校の吹奏楽演奏)

■ 竹谷さん招いて第10支部会 2010.11.3

  開館したばかりの由井市民センターみなみ野分館をお借りし、11月3日夜、公明党八王子第10支部の支部会を開催しました。これには、臨時国会の会期中に もかかわらず、7月の参議院議員選挙で初当選した竹谷とし子さんが駆けつけてくれました。大きな会場なのに、座りきれないほど大勢の参加をいただきまし た。

 竹谷さんはこの日、参院選大勝利の御礼、そして新人議員の目で臨んだ国会の様子など国政報告をしてくれました。この支部会では、党員さんお 二人の素晴らしい活動報告が行われ、竹谷さんの笑いあり涙ありの素晴らしいお話しが続いて、満場になった会場が感動でいっぱいになる最高の支部会になりま した。

 なお、竹谷さんの11月4日付ブログで支部会の模様が紹介されていますので、そちらもご覧になっていただければ有り難いです。

 

 

■ 第21回東京都道路整備事業推進大会 2010.11.2

  都内区市町村などが主催する第21回東京都道路整備事業推進大会が11月2日午後、日比谷公会堂で開催されました。これには多くの首長、市区町村会議員が 参加し、3人の意見発表の後、大会宣言、大会決議を決議し、これからの陳情行動の役割分担が示されました。JR中央線の立体交差化はやっと立川まで完了し たとはいえ、まだその西をどうするのか明らかでありません。東京の道路整備は、全国に比べても、世界主要都市に比べても、明らかに劣っており、継続して取 り組んでいかねばならない課題であることを再認識しました。

(写真:大会で挨拶する鈴木貫太郎・都議会副議長)

 

■ 市民センターみなみ野分館開館式典 2010.10.31

  みなみ野シティにようやく、コミュニティ活動の拠点となる市の施設が開設されました。町会・自治会など地域住民の代表の皆さんが集い、10月31日(日 曜)午前、待望の由井市民センターみなみ野分館の開館式および開館祝賀会が盛大に開催されたものです。本市始まって以来の“分館”ですが、立派な施設とし て整備されました。翌11月1日から一般利用に供せられます。

 式典の前座で、市民センター分館が整備された片柳学園第3学生会館の入口広場で八 王子鼓一の皆さんが見事な和太鼓の演舞を披露してくれました。学生会館の中に進み、2階の市民センター分館に上がる階段下で黒須市長、市川・市議会議長、 千葉・片柳学園副理事長、茂木・由井西部住民協会長らがテープカットを行いました。

 式典参加者とともに館内を内覧しながら、式典会場となる第 4・第5会議室に入って着席。茂木会長の主催者挨拶の後、黒須市長は祝辞を述べながら、「地域の皆さんで、この分館を育てていってもらいたい」と訴えまし た。また、分館長辞令の交付、職員・図書委員の紹介が行われました。

 祝賀会は会場を1階の学生食堂に変えて行われ、由井中学校の生徒さんによる 車人形の演舞か華を添え、その後、私も地元議員として、感無量の思いでで祝いの挨拶をさせていただきました。乾杯の後、町会長さんや片柳学園の皆さんと歓 談しましたが、本当に念願であった市民センターの開館に、皆さん大喜びでした。

 待ちに待ったみなみ野の市民センターの誕生です。この分館をコミュニティ活動の拠点として活用してもらい、人の交流が活発な、一層住みよいみなみ野シティに発展していくことを、心から念願しました。

■ 多摩NT環境組合の“たまかんフェスタ” 2010.10.30


  八王子、多摩、町田の3市で運営している多摩ニュータウン環境組合の地域との交流イベント“第3回たまかんフェスタ”が10月24日、多摩清掃工場ストッ クヤードで開催されました。同環境組合の議員を務めている関係もあって、毎回参加していますが、今回は駐車場が満杯になるほどの盛況ぶり。ちょうど訪ねた 時は、よさこい踊り2チームの演舞で、寒空ながら熱気むんむんでした。

(写真右:大妻女子大の踊り侍の演舞)

■ 第22回由井市民センターまつり 2010.10.24

  第22回由井市民センターまつりが10月23~24日に開催され、24日の開会式でお祝いの挨拶を述べました。昨年のセンターまつりで北原脳神経外科の先 生の講演を伺い、それを契機に禁煙したことを御報告すると、期せず、場内から大拍手が。ただ、禁煙で体重が増えて膝を痛め、階段の上り下りが辛くなり、初 めて建物のバリアフリー化の重要性を知ったこと、そして心のバリア(障壁)問題におけるコミュニティ活動の重みにも触れ、場内の皆さんの献身的な地域活動 に敬意を表わしました。

 (写真:開会式後に行われた杏林大学の深澤先生による防災講演のもよう)

 

 

 

 

■ 由井市民センターみなみ野分館の内覧 2010.10.22

 10月22日午前、11月1日に開館する由井市民センター・みなみ野分館を内覧しました。5月に見学した時は“器”の広さだけを感じましたが、各会議室や地区図書室、ロビーなども中身が整い、市民の来館、利用を待っているようでした。

 (写真下: 上から順に、明るい談話ホール<ロビー>、250㎡のスペースをもつ地区図書室、分館最大の会議室である第4・第5会議室をぶち抜いた図、階段途中で出迎える分館の横断幕<仮設>)

■ 全国市議会議長会研究フォーラム 2010.10.20

  全国市議会議長会の主催による第5回研究フォーラムが10月20、21の両日、大分氏のiichiko総合文化センターで開催され、昨年に続いて参加して まいりました。同フォーラムは例年、議会改革を主要テーマにして開催しており、全国から集った約2,400人の市議会議員の改革に向けた熱気も強く感じた 2日間でした。

 今回の研究フォーラムでは、第1部で河野洋平・前衆議院議長が「衆議院議長を辞めて昨今思うこと」をテーマに基調講演を行いまし た。6年の長きにわたり衆議院の議事運営を仕切ってきた河野氏の、議長席からみた国会の話しには、欧州の議会に習い。もっと合議を重んじるべきでないのか という指摘が含まれていました。様々、改革の必要性の考えが示されましたが、中でも政党助成金について、国会議員の数だけで割り出して良いのか、地方議会 の数を勘案すべきではなかったのか、という問題提起には、率直に首肯しました。

 第2部では、「地方議会のあり方--定数、報酬はどうあるべき か」をテーマに、パネルディスカッションが展開されました。法政大の廣瀬克哉教授をコーディネーターとして、中邨章・明治大教授、大山礼子・駒澤大教授、 谷隆徳・日経新聞論説委員、仲道俊寿・大分市議会議長がパネリストとなり、地方議会を巡る現下の情勢と課題、そして改革の方向性について議論をしました。

  メモを取りながら、明大の中邨氏が訴えていた「制度改革だけでは改革は進まない。二元代表制の中で首長と対立できるような議会のあり方、事務局機能の拡充 などをしていかないとならない」(趣意)という指摘が耳に残りました。ただ議会の力を殺げば改革なのかというと、決してそうではなく、議会として、強大な 力を持つ行政に対するチェック機能をしっかり果たし、また議会の取り組みというものも市民にしっかり報告をしていくことの必要性(裏返せば現在は欠けてい る)が重要なのでは、と思いました。

 2日目の21日には、課題報告として、全国の市議会議長から政治倫理条例などの取り組み事例が報告されまし た。八王子市議会においても、ちょうど今、議会基本条例検討会で改革の議論を進めているところです。今回のフォーラム参加の成果は、着実に本市の議会改革 に生かしていこうと思っています。

 

■ 第27回ふれあい運動会に参加 2010.10.17

  障害のある人もない人も共に--をテーマに第27回ふれあい運動会が10月17日、富士森公園陸上競技場で開催されました。今回の運動会は参加団体42団 体、選手総数約1,400人、ボランティア出動数約410人という盛大さ。開会式は、毎年恒例になりましたが、創価大学鼓笛隊のトラック一周演奏で幕開 け。週間天気予報で雨も心配された日曜日の天候でしたが、時折涼しげな風も吹く、ちょうど良い天気に恵まれ、賑やかで和やかな運動会でした。

■ 21年度決算認定し3定閉幕 2010.10.15

  八王子市議会の第3回定例会は10月15日、平成21年度決算認定を巡り本会議で記名投票を行い、投票総数36に対して賛成27、反対9で可決成立、これ をもって今議会を閉幕しました。38日間の長期に及ぶ議会でしたが、後半日程の決算審査は、新年度予算にも大きく影響します。49.5億円という黒字で締 め括っても、福祉増進、市民サービス向上でどう評価すべきか、会派としても丁々発止の質疑に挑みました。未解決課題が残っています。一層力を入れて取り組 んでいきます。

 

 

 

 

 

■ 大雨で冠水した道路のグレーチング清掃 2010.10.10


  2カ月に一度の特別養護老人ホーム絹の道のボランティアに行きましたら、ボランティア参加のご婦人から、前夜の大雨で道路が冠水し、来る途中にバイクを走 らせていたら足首まで水に浸かった、早く対処しないと大変なことになる、と言われ、冠水箇所に急行しました(写真右)。

 現場は、上柚木運動場/野球場前の通りを少し橋本方面に向かった所で、ちょうど道路構造が緩い谷のようになっている箇所で、雨水が集まる構造になっています。ちょっとした池のように大きな水溜まりになっていました。

  側溝の排水網が詰まっているのではと推測し、手探りでグレーチングを確認したところ案の定、街路樹の葉っぱが大量に覆い被さり、詰まりの原因になっていま した。通行する車両の水しぶきに晒されながら、素手で葉っぱなどゴミを取り除くと、なんとなんと下の写真のようにゴーという音とともに立派な渦巻きが発生 し、5分ほどですべて排水してしまいました(スッキリしました)。途中、犬の散歩で通りかかったご夫婦が手伝ってくれ、有り難かったです。

■ 党都本部大会が開催 2010.10.8


  公明党の東京都本部大会が10月8日夜、都内で開催されました。高木陽介・都本部代表の続投など、都本部役員人事が決まりました。国会論戦の合間を縫って 駆けつけてきた山口那津男代表は、国政について報告。民主党政権が誕生して1年が経過したことに触れ、「ただすべきは民主党政権が実績らしい実績をつくっ ていないこと」と指摘。マニフェストや普天間問題、消費税増税などをめぐる民主党政権の迷走を批判するとともに、党代表選で政治空白をつくったことが景気 の悪化をもたらしたと糾弾しました。また、経済対策について「公明党は具体的な提案をしたが、(政府から)補正予算案はいまだに示されない」と政府の対応 の鈍さを批判し、「こうした体たらくの政権に徹底した論戦を挑んでいく」と強調しました。

 

 

 

 

■ 市営住宅管理審議会の会合 2010.10.8

  八王子市の市営住宅管理審議会が10月8日、開催されました。小安住宅跡地(写真右)の利用につき、南バイパスの用地提供者に代替地として提供する方向に あること、大巻住宅跡地の売却(入札方式)計画を審議したほか、住宅マスタープラン素案の報告がありました。副会長職にあるため、他委員の質疑に道を譲ろ うとしましたが、最初活発な質疑にならず、短時間で終わりそうでしたので、小安住宅跡地の活用は周辺町会に十分説明する必要があることなど様々質問をさせ てもらいました。

 

 

 

 

 

■ 都市環境分科会で21年度決算を審議 2010.10.5

  市議会第3回定例会の会期中、平成21年度決算内容の審査を巡って10月5日、所属する都市環境分科会での質疑に臨みました。東京工科大学との協働による バイオマス資源による燃料油抽出実験の状況、ごみ収集車による戸別の“ふれあい収集”の取り組み拡大、新規施策である木造住宅に対する耐震改修補助の活用 が低調だった理由のほか、カーブミラーやカードパイプ設置など道路安全施設の予算に不足がなかったか、など問い質しました。

 また、同分科会で扱 う特別会計のうち、駐車場特別会計について取りあげ、北口駐車場の借金がゼロになった時、最初の15分程度を無料化できないか、提案しました。21年度公 債費(債務返済に関わる額)が9.2億円で、駐車料金で補えない部分は一般会計からの繰り入れ7億円で対応しています。しかし、21年度末で71.3億円 という借金残高は、年8億円ペースで返済が進み、質疑では平成32年度に完済となることが予想されています。充分、駐車料収入でペイ出来る時代が来るわけ で、当初15分程度を無料化することは、民業圧迫としてただ反対するだけでなく、中心市街地の全体的活性化につながることを考慮した対応をすべき、と強く 訴えました。

 

 

■ 国際交流フェスティバル2010 2010.10.4

  毎年恒例の国際交流フェスティバルが、今年も10月3日(日曜日)、東急スクウェアビル11~12階(学園都市センター)を会場に盛大に開催されました。 八王子国際協会の主催、学生委員会、JICA地球広場、八王子市の協力で開催されたもの。いつもながら国際色に富んだ、またいろいろ考えさせられるイベン トでした。

 ホール・ステージでは、各国紹介ブースがぐるりとホールを囲む中、由井中学校の生徒さんが車人形で洋舞を披露したり(写真右)、外国人が入った漫才、各国のダンスなど楽しい出し物が満載でした。

  途中、フェスティバル委員会委員長の勧めに従い、“マス・エンダン”という映画を鑑賞しました。2007年に宮崎県の海水浴場で溺れかけていた中学生を救 助しようとして亡くなった、インドネシア人青年マス・エンダン氏を追ったドキュメンタリー映画です。上映前、制作者の井上実由紀さんが講演しました。日本 人に余り知られてなく、しかし日本人なら知っておかなければならない逸話を取りあげ、映画化した思いを伺い、心の底から感動しました。

 

 写真下:ロビーにずらり飾られた国際交流フェスティバル2010のポスター入選作品

■ 市制施行記念式典 2010.10.1

 平成22年の市制施行記念式典が10月1日、いちょうホールで開催されました。自治功労者推たい、一般/市民文化表彰、 感謝状贈呈などが行われました。地域の町会長さん達も大勢出席され、温かい雰囲気の式典となりました。八王子三極連盟の箏、尺八、三弦の演奏、八王子高校 吹奏楽部(写真)の演奏が式典にが華を添えました。

 

■ プラスティック資源化センターの竣工式 2010.9.29

  八王子市が戸吹清掃事業所内に建設を進めてきていたプラスチック資源化センターが完成し、9月29日午前、近隣町会の皆さんなど多くの参列者が見守る中、 竣工式が挙行されました。以前から操業しているペットボトルの圧縮ラインと比べると規模、内容とも全く異なる超近代的な施設です。市長は竣工式の挨拶で、 同センター稼働を機に「環境先進都市を目指していきたい」などと述べました。

 八王子市は平成16年10月にごみの有料化、戸別収集、資源物回収 の拡大をスタートし、約28%のゴミ減量効果を生み出すことが出来ました。さらなるゴミ減量を図るため、19年に策定した“ごみ処理基本計画”の中には、 不燃ごみのうち6割をしめるプラスティックの資源化を掲げ、それに添って今回のプラスチック資源化センターの建設を進めてきたものです。

 首都大 学東京の小泉教授を会長とする「八王子市廃プラスチック中間処理施設調査研究協議会」が施設検討を進めてきており、臭気・揮発性有機化合物(VOC)対策 として光触媒分解方式、それに活性炭吸着方式を組み合わせた全国初の二段階処理方式を採用しています。また、ペットボトルの中間処理を担ってきた障害者団 体の方たちが従来どおり、安心して手選別など作業の委託を受けてもらえるよう、施設内部も徹底したバリアフリーなど安全対策を施しています。

 戸吹清掃事業所内には現在、最終処分場跡地に総合スポーツ公園も造成中です。この地域全体を戸吹クリーンセンターとして整備することになっており、今回竣工したプラスチック資源化センターとともに、本市の環境対策を象徴する地域に生まれ変わろうとしています。

 施設概要は次のとおり。

●敷地面積約17,792㎡、建築面積約2,136㎡、延床面積約3,807㎡、処理対象物=容器包装プラスチック40㌧/日、ペットボトル12㌧/日、工期21年6月25日~22年9月30日、建設費14億4,480万円、設計施工メタウォーター株式会社

 

写真左上:プラスチック、ペットボトルのプラットホーム、ホッパー

 

写真中上:手選別ライン(4本)。黄色いロープが設備の緊急停止索

 

写真右上:中央操作室。まるでゴミ焼却プラントのコントロールルーム。

 

写真左下:プラスティック、ペットボトルの圧縮梱包機 

 

 

■ 小比企のコスモスまつり 2010.9.26

  今年も湯殿川沿いの遊歩道に、赤や黄色のコスモスが見事な花を咲かせました。小比企1丁目の皆さんが、水やりなど丹誠込めて育ててきたコスモスが色鮮やか に咲き乱れ、9月25日に恒例のコスモスを観る会が開かれました。焼きそば、豚汁などをいただき、地域の方たちとコスモスを観賞しながら爽やかな秋の一時 を和やかに談笑させていただきました。

(バザーで100円で買ったバッグを肩にかけて)

 

 

 

 

 

■ 障害者の権利を考えるセミナーに出席 2010.9.23

 9月23日午後、市内で開催された“障害者の権利を考えるセミナー”に出席し、堂本暁子・前千葉県知事の講演を伺いまし た。ヒューマンケア協会が中心となって進めてきた「だれもが暮らしやすいまち八王子条例」(案)制定運動の一環で開催されたもの。外は滝のような雨でした が、障がい当事者も大勢集い、日本初の差別禁止条例を制定した千葉県の取り組みに食い入るように聞き入ってました。本市の条例づくりにとって、大きな意味 を持つセミナーであったと思います。

 堂本さんの講演では、保守地盤の強い千葉県でなぜ、どのように、全国初の障害者差別禁止条例が制定されるに至ったのか、生々しい逸話も含めて報告がありました。

  2001年から2期8年間知事を務めた堂本さんは、1期目当初から県民参加型県政づくりを目指し、福祉政策の実現に向けて当事者を含めた検討を行う中、 「だれもがありのままにその人らしく地域で暮らす」を新たな福祉像に設定。2004年に障害者計画を策定し、その中に「差別禁止条例制定を検討する」と記 載したことにより、障がい当事者を中心に条例案の作成、タウンミーティンの実施を行って機運が盛り上がり、2006年2月議会への条例案提案となったこと を説明しました。

 その後、反対派議員の抵抗により、6月議会での条例案撤回という事態を余儀なくされながらも、9月議会で修正条例案を全会一致 で可決・成立することができ、全国初の条例制定となったわけです。堂本さんの話の中で、「多くの時間をかけて議論して分かったのは、差別の本質は誤解から 始まるということ。北風と太陽の逸話があるが、太陽路線で理解者を増やしていこう、そういう条例にしようという話になっていった」(趣旨)というのが大変 印象的でした。

 休憩を挟んで、場内とのやりとりになりました。会場からの質問、意見が途切れず、議員まで質問する時間は残っていませんでした が、最後に出席市議1人1人に挨拶の機会をいただきましたので、千葉県で上がった800に及ぶ差別事例について、条例ではどう差別が解消されたかモニタリ ングの仕組みがあるかなどと問い、後で資料を頂くことになりました。閉会後に名刺交換し、なぜ条例制定の手法として住民直接請求とせず、行政(県)からの 提案という形にしたのかなど率直に伺い、真摯に答えてもらいました。大変、中身の濃い講演会でした。

■ 公明党東京都本部の夏季議員研修会 2010.8.27

  公明党東京都本部(代表=高木陽介衆院議員)の夏季議員研修会が8月27日、新宿区内で開かれました。毎年恒例の議員研修会で、今回も1日がかりで行わ れ、充実した内容でした。政治評論家としてのテレビ出演で有名な草野厚・慶應大学の教授が「混迷する日本政治と公明党の役割」と題して講演したほか、区 議、市議による活動報告が行われました。 

 会場に駆けつけた山口那津男代表は、「全国3,000人を超える議員ネットワークとチーム力は、公明 党の持つ最大の力」と強調。「国民の声をつかみ、国・地方の各議員が一体となって政策実現に立体的に取り組んでいるのは、日本政治の中で公明党しかない。 誇りと自信を持って訴えていこう」と述べ、来年春の統一地方選勝利に向けて「全国の先駆けとなって戦おう」と呼び掛けました。

 

■ 多摩NT環境組合の視察 2010.8.23

  多摩ニュータウン環境組合の議員視察が8月23、24日の一泊二日で行われ、私も同一部事務組合の議員として参加しました。初日に名古屋市がPFI方式を 初採用し、昨年7月に稼働させたばかりのごみ焼却場“鳴海工場”(写真右)を、2日目に八王子市も利用している岐阜県土岐市の食器リサイクル工場および同 市役所を視察しました。

 多摩NT環境組合は2年に一度、ゴミ処理先進市などを視察しており、今回は組合管理者である阿部裕行・多摩市長と8人の 議員(ほか1人欠席)、組合職員や各構成市担当者が参加しました。全行程をバスで移動し、乗り物疲れもありましたが、視察テーマが良く、充実した視察にな りました。

 名古屋市の鳴海工場は、新日鐵などで構成する特定目的会社(SPC)と期間20年間で契約したPFIで運営されます。PFIにも様々 な方式がありますが、ここではBTO(Build Transfer Operate)という、民間事業者が資金調達から設計、施工を行い、施設の所有権をしに移転した後、民間事業者に施設の使用許可を与え、施設運営する手 法としました。さすが新日鐵だけに、高炉の技術が織り込まれ、コークスを焚いて1,700~1,800度という高温で焼却灰までも溶融するという炉です。

  資金調達の仕方(本当は市債を起債する方が低利ではないかなど)、コークスの購入量および額など様々質問をさせてもらいました。工場内を拝見しましたが、 さすがに完成1年という真新しい工場だけに、屋上および壁面緑化だけでなく発電パネルも多数設置し、また衛生的にも従来のごみ焼却場のイメージを塗り替え るものでした。

 日本一暑い多治見市に一泊した後、2日目には土岐市役所を表敬訪問して市長などと面談。続いて、民間企業が進めている廃食器の粉 砕工場、そこで生まれた材料をリサイクルする陶磁器製造工場を見学しました。国内有数の陶磁器の町として、そのリサイクルまで行うのが生産者の責任である という思想を早くから持ち、行政当局と生産者が協力して取り組んできたことが、大変印象的でした。

写真下:廃食器を粉砕してベルトコンベアーで移送(神明リフラックス社、土岐市)

 

 写真下:リサイクル食器の生産工場(山津製陶社、土岐市)

 

 

■ 八王子南バイパスの一部開通式 2010.7.31

 国道20号八王子南バイパスの館町~南浅川町間の工事が完成し、7月31日午前、開通式が行われました。黒須市長、高木陽介・公明党東京都本部代表(衆議院議員)など多くの来賓が祝辞を述べました。

  南バイパスは平成9年に都市計画決定し、13年に工事着工となった国道で、西は圏央道の八王子南ICと接続、東は日野バイパスと接続する大変重要なルート です。今回開通したのは総延長9.6キロの南バイパスの内、2.6㌔部分(そのうち1.8キロがトンネル)で、一部とはいえ初の開通となります。

  政権交代により、この道路の整備費も大幅減額となり、用地買収に協力している地主の方たちの中には、将来どうなるのか大きな不安を持っている方もおられま す。この日の式典には、実は何人かの国会議員が中央高速の大渋滞で遅参してきましたが、そうしたことからも改めて多摩地域の道路整備の遅れ、対策の重要性 を感じさせられた式典でもありました。

 

 

■ 二ツ塚処分場を視察 2010.7.27

  多摩ニュータウン環境組合の議員の一人として7月27日、日の出町の東京たま広域資源循環組合を訪問し、二ツ塚廃棄物広域処分場、エコセメント化施設(写 真右)などを視察しました。市議会議員になって今回が初の視察となりました。ここが、我々多摩地域の住人約400万人が出すゴミの最終的な行き場であり、 その景観、規模には相当な衝撃を受けました。

 東京たま組合は、三多摩の25市1町で構成され、一般廃棄物の最終処分場の設置・運営などを行って います。谷戸沢処分場は昭和59年から14年間の埋め立てが完了し、自然環境の再生が進んでいます。二ツ塚では平成10年に焼却灰の埋め立てが始まりまし たが、18年7月からのエコセメント化施設の本格稼働により、埋め立て量の激減が実現しました(20年度は17年度比93%減)。

 

 今回の視察で は施設運営者から説明を受けた後、エコセメントプラント、二ツ塚処分場、谷戸沢処分場跡地を見学して回りました。初期投資約500億円、エコセメントプラ ントが約270億円という大変なお金を投じて整備された東京たま組合の最終処分施設ですが、昨年生産実績7万5,000㌧というエコセメント化で資源が循 環し、二ツ塚の埋め立て期間が当初の16年から30年以上も延命でき、飛躍的に改善していることに感銘を受けました。

■ 参院選、竹谷とし子さんの街宣で司会 2010.7.6

6月24日の公示から17日間に渡って繰り広げられた参議院選挙戦。東京選挙区の竹谷とし子候補は7月6日夕、みなみ野に 足を運び、アクロスモール前で街頭演説を行いました。高木陽介・東京都本部代表(衆議院議員)が応援に駆けつけました。私は司会を務めさせていただきまし たが、選挙戦も13日目を迎えたにもかかわらず、笑顔を絶やさず全力で訴える竹谷候補を間近でみて、この人は“ただ者”ではないと思いました。